インターソーラーメッセ

Inter Solar Messe

ソーラーパネルの青いきらめきがスタンドの真中に陣取っているかと思えば、小さな木製のヘリコプターや自動車が背中に小さなソーラーセルをつけてスタンドに愛嬌を振りまいています。

今年の6月24日から3日間フライブルク市で行われたインターソーラーメッセは、昨年の出展数12%プラス、290社出展、訪問者数も25%プラスの15,000人以上となり、世界60カ国以上の人々でにぎわいました。(展示面積15,000平方メートル)インターソーラーメッセは5年前にソーラーシティと呼ばれるフライブルク市で始められて以来、急成長をしているメッセです。展示面積の中でも外国の占める部分が昨年より30%増えています。

また、日本ソーラー業界の大手は殆どが参加し、多くの商社も訪問者の中に見られました。今年4月よりフライブルク市ソーラーインフォセンターに駐在オフィスをオープンしたラプラス社(本社・京都)も、ソーラーエネルギーの計測及びシュミレーションシステムのソフトウェア販売でヨーロッパ市場進出と張り切っていました。会場は初日から通路に人があふれるほどの賑わいで今後フライブルクのメッセ会場がこのインターソーラーメッセの成長を機会に拡張計画が確定したこともうなずけるものがあります。

ソーラーエネルギーのメッセは再生可能エネルギーの促進に伴い、長期的に将来を見据えて世界のエネルギー環境政策の中でこうした地域の経済要素として大きくなっています。

フライブルク市及びその経済圏が以前より長い事、環境経済圏という言葉を大切に考え、育ててきた事が一歩実現していることを目のあたりにされた思いがしました。環境政策を実施しながら地域経済のインフラを整備していくことは、現在世界のどこでも求められていることでしょう。人口20万人のドイツの都市のパワーを改めて認識致しました 。

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